12番地

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できたばかりのアモイの地下鉄AMTRが近代的でびっくりした話

中国福建省廈門に地下鉄ができました。

私が知っている限りでも2013年からずっと工事をしていたこの地下鉄。2018年1月にやっと開通したのはいいものの、出張中は基本的に車移動のため今まで地下鉄に乗ったことはありませんでした。

というかこの地下鉄、できたはいいけれど「高い」ということと「できたばかりで安全性が不安」ということで、私の知っている地元民も全員乗ったことがないと言っているような代物です。安全性が不安というところがなんとも中国らしいですね。

今回たまたまこの廈門地下鉄に乗る機会があったため、乗り方、乗り心地含めレビューします。ちなみに安全性はむしろ日本より良さそうでしたよ。

 

できたばかりのアモイの地下鉄AMTRが近代的でびっくりした話

入口〜改札

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地下鉄駅入り口の様子。中山路近く、宿泊したインディゴ廈門ハーバーホテルから徒歩5分ほどの位置にある始発の駅です。

月曜朝8:00だというのに構内はガラガラ。日本の感覚でいうと信じられません。前述した地元民のほとんどが利用していないという結果がこうなっているのでしょうか。

 

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構内には自動券売機があり、ここで切符を購入します。切符というかトークン(コイン)なんですけどね。

目的地の集美学村までは5元(約85円)。所要時間30分で85円なので日本人的感覚ではめちゃくちゃ安いのですが、地元民に言わせるとこれがめちゃくちゃ高いらしいです。

確かにバスで移動すれば1〜2元(約17円〜34円)なので5倍の値段になってはいるのですが、これは公共インフラが安い中国ならではの感覚でしょうね。私は全く高いとは感じませんでした。

 

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行き先を選び、お金を入れると出てくるのがこのトークン。行きは改札にタッチし、降りる時はトークンを改札のコイン入口に入れて回収する仕組みです。香港か台湾の地下鉄に似ています。

 

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改札前の様子。乗車前に荷物検査があります。

飛行機ほど厳しくは無いですが、こういう検査があることで先日日本で起きた新幹線殺傷事件のような事故が未然に防げると思えると安心です。

ちなみに中国では高速鉄道などでもこういった手荷物検査を行っており、その背景には過去にバスで起きた殺傷事件があります。飛行機でライター持ち込み禁止にしているのも、未遂に終わりましたが、杖先にガソリンを仕込み機内でライター点火しようとしたハイジャック事件後から行われるようになりました。

地元民は安全性が不安というけれど、私の感覚から言えば、日本の新幹線における今回の殺傷事件、そして近い過去にもガソリン点火事件があったにもかかわらず「荷物検査は不可能」と言っているJRと比べよっぽど廈門地下鉄の方が安全に感じます。

 

ホーム〜車内

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ホームの様子です。つくりが台湾の地下鉄に非常に良く似ています。そして、できたばかりということもあってとても綺麗でした。

 

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車内の様子。日本もこうあってくれればいいのにと思ってしまうほどガラガラでした。椅子はベンチ式で日本のようにクッションはありません。日本と比べ空間が広く、このあたりも台湾の地下鉄と良く似ていました。

乗り心地はいたって普通。乗車中の30分間不快感は全く無し。携帯の電波もずっと通じていました。

 

まとめ

交通渋滞解消の希望となると思われていた地下鉄も、この乗車率ではまだまだ解決への道は長そうです。とはいえ上海、北京では5元という地下鉄料金も受け入れられているようですし、数年後にはこの車内が満員になっているんでしょうね。そのぐらい中国の発展及び適応能力は早いです。

そして取引先の担当者からは「地下鉄に乗らせてしまって申し訳ない」と謝られましたが、こちらとしては良い経験をさせてもらったとむしろ感謝しています。こうでもないと、仕事で行くにおいては危険だからという先入観で地下鉄には乗らせてもらえませんからね。

私としてもこうやって足を使って現地の文化を体験することは非常に良い刺激になり、良い経験となりました。